MP3ファイル簡易編集アプリCJMP3では、加工の実行手順をテキストで指定することができます。
テキストによる指定は、以下のいずれかの方法で行います。
1.CUE/CJC(分割)、M3U/CJJ(結合)、CJM(分割結合)形式でファイルを作成してウインドウにドロップ
2.「テキストエディタ」ダイアログ(メニュー > ファイル > テキストエディタを開く)に記述
このページではCUE/CJC/M3U/CJJ/CJMそれぞれのファイル形式について簡単に解説します。
CJMP3の操作マニュアルと併せてテキスト作成の参考としてください。
目次
- CUEファイル
- CJCファイル
- M3Uファイル
- CJJファイル
- CJMファイル
関連ページ:
・テキストを使用したMP3ファイルの分割と結合①
・テキストを使用したMP3ファイルの分割と結合②
・テキストを使用したMP3ファイルの分割と結合③
1.CUEファイル
CUE(*.cue)は音声ファイルのトラック情報の記録用途などで一般に広く利用されているファイル形式です。
Cue sheet (computing) – Wikipedia(英語版)
CJMP3は、foobar2000やmp3DirectCutと同様にCUEを使用したファイルの分割に対応します。
基本フォーマット
「FILE “xxx.mp3” MP3」でMP3ファイルを指定し、各TRACKの「INDEX 01」で分割位置を指定してください。
MP3ファイルの指定は「絶対パス」もしくは「テキストを起点とした相対パス」が有効です。
MP3ファイルの長さを超える分割位置の指定は無効となります。
複数ファイルの分割
1テキスト内で複数のMP3ファイルの分割を指定することができます。
2.CJCファイル
CJC(*.cjc)はCUEを拡張したCJMP3独自のファイル形式です。
CUEに記述を加えて以下の項目を指定することができます。
・出力ファイル名
・出力フォルダ
・分割に適用する設定パラメーター
出力ファイル名の指定
各TRACKの「TITLE “xxx”」に任意のファイル名を記述します。
出力フォルダの指定
MP3ファイルの出力フォルダにサブフォルダを作成して、ファイルごとに出力先を振り分けることができます。
テキストの冒頭で、サブフォルダの「番号と構造」・「名前」を「REM DIRINDEX 」・「REM DIRNAME 」に続けて記述し、出力ファイル名の前にサブフォルダの番号 +「:」を記述してそれぞれの出力先を指定してください。
出力先に番号’0’が指定された場合は該当部分の出力を行いません。
分割に適用する設定パラメーターの指定
CJMP3では詳細設定画面で設定の追加やパラメーターの変更ができますが、同様の操作をテキストの記述によって行うこともできます。
テキストの冒頭で「REM CJC 」に続けて必要なパラメーターを記述します。
各パラメーターの仕様についてはCJMP3のマニュアルをご確認ください。